自由と平和

今よりも豊かになるために、人間らしい生活ができるために、家族や国民の命と権利を守るために(戦争に敗れて虐殺されないように)、

日本人は自分 自身の生命も自由もかなぐり捨てて、天皇中心の国体(家族的共同体)の元に結集してアメリカとの総力戦を戦っていたはずなのに、戦争に敗れてかえって豊か さと自由と平和が『鬼畜であるべき米国』から流れ込んでくるようなそれまでの常識・信念が瓦解する感覚である。
これらの急激な変化は、敗戦した日本人に奇妙というか矛盾した感覚(価値観転倒のカルチャーショック)闇金相談 津を抱かせるに十分だったように思えるが、そ こに『米ソ冷戦体制(自由主義圏の防波堤としての日本)・9条と日米安保条約(日本人が死なない専守防衛の安保体制)・人口ボーナスと高度経済成長(米国 に比肩するほどの経済大国化)』などの恩恵が二重三重に重なることで、国民個人レベルでの『戦争に敗れたことの不利益・アメリカの味方になったことの不自 由』を殆ど見えないものにした。

 

主婦